新劇場版エヴァ「Q」を観に行く

 新劇場版エヴァ「Q」を観に行ってきました。

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 今回の「Q」、個人的な評価は、『いいぞ庵野さん、もっとやれ』です。何と言っても「エヴァ」なのですから、これくらい「挑発的」でないと。
 と言う事で、今回の「Q」も受け入れOKです。

 以降、ネタばれ含む内容となりますので、『見たくないよ~』という方はお気を付けください(笑)。

 まず、冒頭に樋口真嗣さんがメガホンを取った「巨神兵東京に現わる」(劇場版)が上映されました。「巨神兵」は劇場映画「風の谷のナウシカ」のラストに登場する、あの「巨神兵」です。
 東京都現代美術館で開催された「特撮博物館」において上映されたものを劇場映画として映像・音声を調整したものです。
 特撮博物館の目玉のひとつであったこの作品、こうした形で見る事が出来て嬉しかったですね~。ストーリーとしては、「いきなり巨神兵が東京に表れて、破壊の限りを尽くす」だけのもの。その「破壊シーン」をミニチュア+デジタルを駆使した映像美で表現しています。ストーリーとしては語るべきものはありません。ひたすら映像にのみこだわった作品です。
 ストーリーを捨ててまでこだわった映像は「素晴らしい」の一言です。いきなり訪れる「破滅」を圧倒的な映像でグイグイ魅せています。ミニチュア特撮バンザイ!まだまだ捨てたモノではない!ですね。
 この後、エヴァ「Q」が上映されました。

  いきなり「破」から14年経っているとは・・・。正にシンジくんと同様「ポカ~ン」状態でした。なので、1度観ただけでは、ハッキリ言って内容は解りませんでした(爆)。ミサトさんたちはネルフを離れ、いきなり登場の別組織「ヴィレ」に属しているし(それもネルフと対立する組織!)・・・。「ポカ~ン」状態になってしまうのは専門用語&新キャラがバンバン出てくる事も影響していると思います。
 新メカの「戦艦AAAヴンダー」、「ふしぎの海のナディア」に登場するνノーチラス号の発進シーンがどうしても連想されてしまって、思わずニヤニヤ。ナディアで「ネモ船長」を演じていた大塚明夫さんが新キャラ「高雄コウジ」役でAAAヴンダーに乗り込んでいる事も影響していると・・・。さらにBGMも同じ(バージョンアップしていますが)でしたし。この一連のシーンは「エヴァ版宇宙戦艦ヤマト」といったところでしょうか(爆)。
 ただ、メカの演出で「燃えた」のはココくらい。後半にもエヴァ対エヴァのシーンがあるのですが、これがイマイチ「燃え」ない・・・。エヴァがもう「メカの演出では無く、完全に生物の演出」になってしまったのが影響しているのかもしれません。
 
 とにかく、初見でそれなりに理解出来たのはこの辺りまでですね。あとはとにかく「全くの新展開」が怒涛の様に続くので、映像を追っていくのが精一杯。
 しかし、旧シリーズで見られたシチュエーションが、新たな解釈を加えられたり、別の見せ方をしたりと、全く別の物語でありながら、旧シリーズの印象もあったり・・・。
 映像だけで言えば、不思議な感じを受けましたね。ストーリーは・・・。相応に理解するのには何度が観ない事には・・・。映像ソフト化待ちです。
 ただ、凄く「雰囲気」は掴めるんですよ、『ああ、うんうん』と。旧シリーズでもそうなのですが、庵野さんの持つ「感覚」「感性」とでも言えばいいのでしょうか、そういった「モノ」が、くるくるも凄く共感出来るのです。
 なので、ここまで「変化」したエヴァであっても、全く問題無く「受け入れて」しまう事が出来るのです。
 
 「破」のラスト、シンジはただ「綾波レイ」を救いたい、その一心で行動しました。しかし「Q」において、彼の行動は何一つ報われないものであった事が判明します。むしろ、生き残った人々からすると「「一人を救う為、その対価として世界の命を差し出した悪魔」という評価になってしまっています。
 綾波レイを救っていなかった、世界はサードインパクトに見舞われ、廃墟と化した・・・。自身の振る舞いの結果を見た時、シンジの絶望は如何許りだったでしょう。その時、渚カヲルの「槍を抜けば、世界を元に戻せる」の言葉にすがるのはごく自然な事ではないでしょうか。しかし、その結果は・・・。
 為す事が悪い方へ悪い方へと転がってしまう、その皮肉・虚しさ。今回の「Q」、旧シリーズとはまた違った「ダーク」な展開を見せています。
 とはいうものの、制服姿のレイが、何らかの容器に入っている裸のレイと向き合っているシーンがありますし、マリがシンジに対して「お姫様を助けるんだろう?」といったニュアンスのセリフを言うなど、必ずしも「助けていなかった」とは言い切れない表現があります。
 14年の間、何があったのかを含め、次回完結となる(であろう)「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」において、そのあたりの謎解きが為されるのかもしれません。
 また、今回のシンジは旧シリーズとは違います。結果はどうあれ、「自身で行動した」のです。「シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 」では、決して流されるだけでは無い、自身で立つシンジの姿が見られると思います。それこそ新劇場版エヴァの求める「ハッピーエンド」のカタチではないかと思います。
 ・・・、まぁ、外れるでしょうが(^^;)>

 「序」「破」では、言わば「旧来のファンが望む、気持ち良い物語」でしたが、今回の「Q」で見事にその「気持ち良さ」を破壊してくれました。それはまるで、「今のアニメファン」に対する強烈な皮肉の様にも受け止められます。
 ・・・なんてな事すら思ってしまう、不思議なアニメです、エヴァとは。

 さて、その新劇場版エヴァ「Q」ですが、冒頭の宇宙戦シーンが「実際の科学の見地から見てどうなのか?」を解説したサイトが紹介されていました。

http://www.sd.tmu.ac.jp/ssl/discussion_q.html

 これによると、科学的見地から見ても、かなり正確に描かれているという結論に達したようです。ここの筆者が感心しています。



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 さ~て、次は何時かな~(笑)。

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