劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel Ⅲ]spring song 」を観に行く
いわゆる「桜ルート」を映画3部作として描くプロジェクトも、これで完結です。
劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」Ⅲ.spring song 」を過日の連休期間中に観に行ってきました。入場時のソーシャルディスタンスや、検温など、対策もしっかり行っていました。安心・安全のためとはいえ、館内スタッフの業務内容が増えてしまったのは素直に大変なことだなぁと実感しました。
座席は定員の半分という制限のかかった状態でしたが、あくまで個人的意見として、この方が「観易かった」です。前席の人の頭が邪魔になって見えにくいとかが無いわけですから。
映画館の収益から見ると、大変困る意見になるのでしょうが・・・。
スミマセン
Fate本編で紡がれる3ルートの映像化ラストとして、充分なクオリティだったと思います。もしコロナ禍がなく、当初の予定通り今年の春に公開出来ていたら、エピローグの映像とリンクする事になり、一層盛り上がったのではないかなぁと思います。
バーサーカーが散る間際、正気に戻るところ、やはりグッときます。イリヤを常に案じる彼の忠義と男気は変わらないのです。うん、バーサーカー、イイ奴だよ、本当に。
アクションではセイバーオルタVSライダーの「力VS速さ」はもう素晴らしいの一言。劇場の大スクリーンでなければこの迫力は分からないと思います。オルタにとって、あのラストは哀しいながらも「せめてもの救い」だったのでしょう。
ただですねぇ・・・。
くるくるはFateの3ルートの内、「セイバールート」しかプレイしていない人間なもので、この映画のエピローグが『さらっとし過ぎ」に思えました。もっと言えば『よく分からん』だったのです。
映画で描かれた聖杯戦争終結から時間が経っていると思われますが、ここはあえてでも『あの戦いからX年後・・・』のようなテロップを入れて欲しかったですね。
また、桜があれだけの大罪(無関係の人間を多数殺めるだけでなく人肉食まで行っている)訳なので、エピローグで「平和になったからこそ、改めて感じる罪と罰の葛藤」をもう少し踏み込んで描いてもよかったのではないか?と。
そんな中でも、特に気になったのが・・・、
『衛宮士朗はなぜ生きてる???』
凛と桜が旅をしている?映像中、なにやら意味深なカットがあったので、その辺が関係しているのかと思うのですが、劇中である程度の説明がないと、「死んだとして描かれた人間が、説明もなく突然生き返った」ようにしか見えません。
なので、3部作を締めくくる感動と大団円のエピローグ&ラストシーンなのに、急に興ざめしてしまいました。くるくるは「死んだ人間が生き返る」という展開が命を軽んじているように思えて【嫌い】なのです。(なのでドラゴンボールも苦手)その手は、ほぼ禁じ手と同義と考えています。
ですので、衛宮士朗が生きている(生き返った?)説明は劇中でしっかり示してもらわないと、どうにも・・・。
この説明をしっかりしてもらえていえば、まだラストシーンを受け入れる事が出来たのですが、無い以上、モヤモヤしたまま終わってしまった感じです。一応、ネットで検索をかけ、衛宮士朗が生きている理由を調べましたが、やはり劇中の表現では説明不足です。
最後の最後に「濃ゆいファン向け」「Fateファン(TYPE-MOONファン)以外お断り」ともいえる演出をしてしまったのは映画として悪手だと思います。
「人間のドロドロした部分」を逃げる事無く真正面から真摯に描いているところが「HFルート」の良い点と思っていますし、その点は視聴後も変わりません。ここはよくぞやり切った!です。
しかしエピローグの演出のせいで「終わり良ければ全て良し」と感じ難くなった映画になったというトコロですね。
上映第6週に観に行った事になるので、入場者特典として35mmフィルムコマを頂きました。
中身は・・・、ええと、これは、衛宮士朗の体から剣が生えている姿のようですから、クライマックスあたりのシーンですかね。
パンフレットは予算の関係上、通常版を購入。各キャストのからのメッセージが載っているのですが、間桐臓硯役の津嘉山正種さんもコメントを寄せてくれていてビックリ。声優というより俳優としての活躍の方が有名ですからね。津嘉山正種さんを含め、メインキャストが最期まで演じ切ってくれたことに感謝です。
特に間桐桜役の下屋則子さん、本当に難しい役を演じ切ってくれました。お疲れさまでした!
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こうなると、「セイバールート」をリメイクして欲しいという声も挙がろうかと思いますが、個人的には「止めた方が良い」と思います。
何故なら、
《せっかく一番人気のセイバールートをリメイクするんだから、キャスト・スタッフを一新して新しい息吹をFateに取り入れようぜ!》
と「お偉方(もしくはスポンサー)」(←マーケティング上手と勘違いしている)が言い出しかねないからです・・・。
劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」Ⅲ.spring song 」を過日の連休期間中に観に行ってきました。入場時のソーシャルディスタンスや、検温など、対策もしっかり行っていました。安心・安全のためとはいえ、館内スタッフの業務内容が増えてしまったのは素直に大変なことだなぁと実感しました。
座席は定員の半分という制限のかかった状態でしたが、あくまで個人的意見として、この方が「観易かった」です。前席の人の頭が邪魔になって見えにくいとかが無いわけですから。
映画館の収益から見ると、大変困る意見になるのでしょうが・・・。
スミマセン
Fate本編で紡がれる3ルートの映像化ラストとして、充分なクオリティだったと思います。もしコロナ禍がなく、当初の予定通り今年の春に公開出来ていたら、エピローグの映像とリンクする事になり、一層盛り上がったのではないかなぁと思います。
バーサーカーが散る間際、正気に戻るところ、やはりグッときます。イリヤを常に案じる彼の忠義と男気は変わらないのです。うん、バーサーカー、イイ奴だよ、本当に。
アクションではセイバーオルタVSライダーの「力VS速さ」はもう素晴らしいの一言。劇場の大スクリーンでなければこの迫力は分からないと思います。オルタにとって、あのラストは哀しいながらも「せめてもの救い」だったのでしょう。
ただですねぇ・・・。
くるくるはFateの3ルートの内、「セイバールート」しかプレイしていない人間なもので、この映画のエピローグが『さらっとし過ぎ」に思えました。もっと言えば『よく分からん』だったのです。
映画で描かれた聖杯戦争終結から時間が経っていると思われますが、ここはあえてでも『あの戦いからX年後・・・』のようなテロップを入れて欲しかったですね。
また、桜があれだけの大罪(無関係の人間を多数殺めるだけでなく人肉食まで行っている)訳なので、エピローグで「平和になったからこそ、改めて感じる罪と罰の葛藤」をもう少し踏み込んで描いてもよかったのではないか?と。
そんな中でも、特に気になったのが・・・、
『衛宮士朗はなぜ生きてる???』
凛と桜が旅をしている?映像中、なにやら意味深なカットがあったので、その辺が関係しているのかと思うのですが、劇中である程度の説明がないと、「死んだとして描かれた人間が、説明もなく突然生き返った」ようにしか見えません。
なので、3部作を締めくくる感動と大団円のエピローグ&ラストシーンなのに、急に興ざめしてしまいました。くるくるは「死んだ人間が生き返る」という展開が命を軽んじているように思えて【嫌い】なのです。(なのでドラゴンボールも苦手)その手は、ほぼ禁じ手と同義と考えています。
ですので、衛宮士朗が生きている(生き返った?)説明は劇中でしっかり示してもらわないと、どうにも・・・。
この説明をしっかりしてもらえていえば、まだラストシーンを受け入れる事が出来たのですが、無い以上、モヤモヤしたまま終わってしまった感じです。一応、ネットで検索をかけ、衛宮士朗が生きている理由を調べましたが、やはり劇中の表現では説明不足です。
最後の最後に「濃ゆいファン向け」「Fateファン(TYPE-MOONファン)以外お断り」ともいえる演出をしてしまったのは映画として悪手だと思います。
「人間のドロドロした部分」を逃げる事無く真正面から真摯に描いているところが「HFルート」の良い点と思っていますし、その点は視聴後も変わりません。ここはよくぞやり切った!です。
しかしエピローグの演出のせいで「終わり良ければ全て良し」と感じ難くなった映画になったというトコロですね。
上映第6週に観に行った事になるので、入場者特典として35mmフィルムコマを頂きました。
中身は・・・、ええと、これは、衛宮士朗の体から剣が生えている姿のようですから、クライマックスあたりのシーンですかね。
パンフレットは予算の関係上、通常版を購入。各キャストのからのメッセージが載っているのですが、間桐臓硯役の津嘉山正種さんもコメントを寄せてくれていてビックリ。声優というより俳優としての活躍の方が有名ですからね。津嘉山正種さんを含め、メインキャストが最期まで演じ切ってくれたことに感謝です。
特に間桐桜役の下屋則子さん、本当に難しい役を演じ切ってくれました。お疲れさまでした!
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こうなると、「セイバールート」をリメイクして欲しいという声も挙がろうかと思いますが、個人的には「止めた方が良い」と思います。
何故なら、
《せっかく一番人気のセイバールートをリメイクするんだから、キャスト・スタッフを一新して新しい息吹をFateに取り入れようぜ!》
と「お偉方(もしくはスポンサー)」(←マーケティング上手と勘違いしている)が言い出しかねないからです・・・。
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