23番目の世界遺産へ

 ユネスコの諮問機関「イコモス」からユネスコに対し、大阪府にある大仙古墳(伝・仁徳天皇陵)を含む「百舌鳥・古市古墳群」を世界文化遺産に登録するよう勧告しました。この勧告により、世界遺産登録がほぼ確実となりました。
 認定されれば、日本では23番目の世界遺産となり、令和になってからは「初の認定」となります。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190514-00010005-huffpost-soci

 大阪府としては「初めて」の世界遺産となりました、世界的な観点からも価値のある遺産であると見てもらえる事自体は喜ばしいですが、この認定を単に「観光客が来てくれる(≒お金儲け出来る)」と短絡的に思っていると、痛い目を見ると思います。
 これからが知恵の見せ所となってきます。これを機に、より上手く「先人が残してくれた遺産」を活用していってもらいたいですね。

 しかし・・、報道機関が「仁徳天皇陵」と単純に報じているのにはビックリしました。確か今は「大仙古墳(伝・仁徳天皇陵)」と呼ばれるようになったはずでは・・・??
 今回世界遺産に認定された古墳には、発掘等による学術的な裏付け調査が不充分なものも含まれています。呼び名に関しても、そのあたりの経緯も踏まえ、きちんと理解してもらえるよう表現を行うべきだと思います。

 まぁ、エジプトのピラミッドの例もありますから、あまり目くじらを立てる事でもないか、と言っていいのかもしれませんが・・・。
 ガイドさんの案内時やパンフレットの説明においては、変な誤解を招かないよう丁寧な記述をお願いしたいところです。
 解明されていないところを『今はまだ分からない』と表現しても、それはそれで将来への楽しみや歴史の謎を感じさせ、良いではないですか。



くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト<第3版>
マイナビ出版
2019-03-20
世界遺産検定事務局

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト



ピラミッド: 最新科学で古代遺跡の謎を解く (新潮文庫)
新潮社
2018-03-28
河江 肖剰

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト



世界遺産と天皇陵古墳を問う
思文閣出版
2016-12-26

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト



 

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック